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2004年10月09日

専用サーバ

「専用サーバ」のサービスをリニューアルして、10/6から提供を開始しました。

これまでは、「サーバと回線」という非常にベーシックな部分のみにこだわったサービス展開をしてきたわけですが、今後は「使い勝手」だとか「かゆいところに手が届く」といった部分にも注力していきたいと考えています。

もちろん、「低価格で高品質」というのはウチの経営理念なので、そこの部分を変えることは絶対にありませんが、そこを維持しつつ付加価値をいかに乗せていくか、という話です。

今回のサービスリニューアルのポイントは、

(1) ネットワーク帯域の拡大
(2)サーバラインナップの強化
(3)付加価値の拡充

の3つです。

(1)については、これまでも帯域占有タイプだった「100Mプレミアム」を除き、帯域を2~2.5倍に拡大させました。もちろん、国内トラフィックのほとんどはIXやPrivate Peeringでさばけるとはいえ、帯域を拡大させることはコスト増要因ではあります。しかし、ADSLやFTTHの普及によって、エンドユーザ側の回線帯域は拡大の一方ですし、データセンター/サーバ側の帯域も拡大させないわけにはいきません。さらにいえば、9800円のサービスで1.66Mbpsもの帯域を割り当てるのはウチ以外にはできない芸当なので、他社が追従できない差別化という意味合いもあります。

(2)については、やるやるといってやってなかったメーカー製のサーバを提供開始したのが一番のポイントです。あとは、最初からRAIDがついてるモデルを提供したり、初期費用が安いプランを新設したり。メーカー製サーバは、ひとまずIBM eServer xSeries306を採用しました。一手間かけてあげないと使いにくいサーバなんだけど、巨人IBMのブランド力に期待しての採用です。初期費用なし、月額料金19800円~でお使いいただけるので、他社さんからの乗り換えが増えてくれればと期待してます。

(3)については、要望いただくことが多かったRed Hat Linux7.3を復活させたこと、各OSで標準構成(いままで通りのもの)と最小構成(ほとんど空っぽ)の2種類のインストールパッケージを用意したこと、パーティション変更を受け付けることにしたこと、サーバ間のローカル接続に対応開始したこと、などがあげられます。今後の予定としては、Red Hat Enterprise Linuxへの対応、ファイアウォールへの対応、などを予定してます。ちなみにRHELは、Red Hat Networkに接続できるのはOSのライセンスを所有している人だけという制限があるので、お客様ご自身にOSのライセンスを購入いただく形になる予定です。MSさんのサービスプロバイダライセンスのようなライセンス形式をRed Hatさんも用意してくれればなぁというのが本音です。

いまのところ、お申し込みは非常に順調で、お客様に支持していただけるサービスリニューアルが実施できたのかなと考えています。既存のお客様に対しては回線プラン月額料金を1ヶ月無料にさせていただくキャンペーンも実施してますので、「専用レンタルサーバ エンタープライズ」のような旧サービスをご利用されている方は、これを機会にサーバの乗り換えをしていただければと思います。サーバのIPアドレスは変更になっちゃいますけど、この点に関してはご容赦いただければと...。

投稿者 hyperion : 10:39 | トラックバック